区境 港南区→南区
南区から保土ヶ谷区に向かうある場所にて。
ちょうど工事中で、誘導員による片側通行が行われていた。
この場所はいくぶん険しい山道になっていて、歩道も極めて狭い。
自転車がUターンできず、手で支えながら何とか返したほど。
こんな時、ママチャリとは違って電チャリは重量があるのでなかなか厳しい。
事前の下準備がいかに大切かを痛感した。
工事中の風景というのは、ある意味レアである。
なぜなら、工事は決まった期間で行われるから。
いつまでも工事をしているままでは、付近住民の生活の足に影響が出続ける。
だからこの風景が見られるのも今だけなのだ。
この日の工事は、おそらく土砂崩れの対策だったようだ。
確かに、この近辺で急傾斜崩壊危険地域の看板をいくつか見かけた。
横浜市はこのような区域が大変多い。
中華街からほど近い元町も、一歩踏み込むと途端に山登りとなる。
ここ数年の大雨は、〇年に1度というフレーズが毎年聞かれるくらい、大きくなっている。
川の傍だけでなく、地盤が強いこうした地区もまた災害対策が急がれる。
この日は10月初旬とはいえ、日中はまだ30℃近くある夏日だった。
交通誘導の警備員さんに「お疲れ様です」と軽く会釈し、敬意を表して立ち去った。