標識3.時間はひたすら進む~ No.112/1000写チャレンジ
ライフワークである音楽の活動が大幅に自粛されてから始めたカメラ。
一昨年の誕生日プレゼントにプロカメラマンの方より頂いたデジカメCanonG11がキッカケになり、その翌年の冬にPanasonicのミラーレス一眼LUMIX GF10を思い切って購入。
仲良しのミュージシャンのステージ上の勇姿を撮ることから始まり、今では風景やスイーツ、お気に入りの雑貨、ベジタリアンメニューまで広がった。
さらに最近では少し悪ノリ気味に、誰がこんなもの撮るねんというようなものをわざわざ探して撮るのが楽しい。
そのひとつが標識、街中にたくさん溢れてる標識たち。
彼らの役割は交通安全、全国で減らない交通事故から我ら一般人を守ってくれる。
考えてみたらすごい仕事をしているが、なぜかあまり注目はされない。
横浜市にはよく整備されたスポットの他、レンガ造りの建物からオシャレな街並みまで、風景写真撮影にはもってこいな場所。
そんな中、小さな一眼カメラを携えた1人の中年女性が道路標識に向かって構えてる図はかなり滑稽だ。
しかし、自分が見つけた標識たちが思いのほかカッコよく撮れることがある。
特別な加工やフィルターなどしていないのに、ものすごいイケメンや美女になる。
このところ雨が続いて標識撮影散歩もままならなかった。
しかしもし音楽活動の自粛がなければ、こんな新しい世界には出会わなかっただろう。
Uターン禁止、時間はひたすら進む。
コロナ禍の新しい生活スタイルはこのまま進んでいくし、簡単に前のようにはならないだろう。
ちょうどバブル景気が二度とやって来ないようにね。
でも時間がUターンせず進むという事実は昔から変わらない。
だからどんなに科学が発達しようがタイムマシーンは作られない、でももしタイムマシーンがあったら世界は今より酷い状態、それこそ第三次世界大戦にも突入するかもしれない。
時間の流れを勝手に動かせない、いや、動かしてはいけない。
この標識が、そう教えてくれた気がする。