横浜の標識と区境、風景などを集めたブログ

横浜市にある道路標識とカントリーサイン、さらに区境の魅力や横浜の風景などを集めています。

バエる標識②~中区

カメラを手にして外に出かけると、色んな被写体に溢れていて驚く。

特に横浜市はフォトジェニックなスポットが大変多い。

ランドマークタワー、ジャックの塔、大桟橋、コスモワールド、赤レンガ倉庫などなどの他、ただ街並みを歩くだけで思わずシャッターを切る場面に出くわす。

 

なので横浜市内でカメラを持って撮影歩きをしている人は珍しくない。

ただ、皆がジャックや中華街の街並みを撮っている中、私の目は違うところに向いている。

道路標識の下に立って、ローアングルからガン見しながらカメラを向けてるなんて…

 

まるで変態じゃあないか!

 

だが仕方がない。

ミニスカートの後ろ姿を思わず目で追ってしまう男性と同じく、道路標識を見るとドーパミンが分泌されてしまうのだ。

ましてそれが、オシャレなお店の前だったり電線1本ない青空の下だとなおさら。

ミニスカートの女性が前から見ても美人だった時、そんな心理なのだろうか。

 

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これは中区の某所にある進入禁止の標識。

どこにでもある平凡な標識がオシャレな風景に収まるとこうなる。

喩えて言えば、地味でオシャレに興味のなかった人が突然目覚め始めたみたいな?

ただお店の外観を撮るだけでなく、こうしてあえて標識を主役とさせてみるのはとても楽しい。

 

観光地もいいけど、時にはこうして少し斜めな目線で街歩きをしてみてはいかがでしょう?

なお例によって、詳細な場所については記載しませんので、気になる方は探してみて下さい。

区境の風景④瀬谷区、旭区

横浜と言えば坂、というくらい、市内には星の数ほど坂がある。

これは市民の間ではもはや共通認識なのだが意外と知られていない。

さもありなん。

実際イメージされるみなとみらいや中華街は平坦で、観光向けの写真を見てもアップダウンを感じさせない。

 

しかしいざ横浜市民となるとそのギャップの洗礼を受ける。

市民歴通算18年の勘からすると、横浜市内全体のうち平坦な土地は2割ほど、その多くは海沿いに集中する。

他のベッドタウンな新興住宅地だともはや坂との戦いと言っても過言ではない。

 

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こちらは瀬谷区と旭区の境目になる道路の瀬谷側から、向こう側は旭区となる。

 

し、し、下が見えない!

なんだよこの公道ジェットコースター!

かつて日本屈指の急坂である暗峠(大阪と奈良の境目)をバイクで渡った経験のある私でも!久しぶりに度肝を抜かれた。

 

だがこの坂は丸印がないのでまだまし。

目の前に丸だらけの路面が現れた時のあのボス出現感。

電チャリとは言え登りはそれなりに体力を使うし、下りはブレーキいっぱい握りしめてゆっくりゆっくり~とならざるを得ない。

 

市外から移住するにあたっては、自家用車の所持を強く勧められる。

しかしやはり大都市、鉄道網は発達してるので電チャリがあれば十分。

車は維持費がかかるので、もし一人暮らしをするなら電チャリ時々バスでも十分だ。

40代中盤若干運動不足気味のこの私が言うから間違いない(何の自信だよ)。

 

もし運動不足かなぁ?と思ったそこのあなた。

横浜を訪れたらぜひこの、急坂チャレンジをやってみてはいかがでしょう?

区境の風景㉕港北区、鶴見区

2020年に出来たばかりのホヤホヤインター、馬場インターをどうしても間近で見たくなった。

 

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ここは港北区鶴見区の境界付近、インターの所在地は行政上では鶴見区となる。

 

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インター入口の標識。

自動車道の標識は緑が主だが紫が加わり、カラフルになっている。

だがこのカラフルさは私たちのようなマニア向けということは決してない。

ドライバーの皆様に対して

ここが馬場インターの入口であることと

料金の支払いが現金不可であることをしっかり伝えている。

現役世代と言われる世代の比較的上の方だと、高速道路は有人のステーションで払う意識が今なお強い。

 

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馬場インターから綱島街道を進む。

こちらはインターと鶴見区側。

下を走るのは京浜東北線、真下はトンネルになっている。

 

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少し南下した港北区側。

郊外の畑、こちらでは野菜の直売も行っているとのこと。

 

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さらに進めると、港北のシンボルタワー的存在、新横浜プリンスホテルの勇姿が。

しかしこののどかな風景に若干ホッコリする。

 

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再び鶴見区側に目を向ける。

デザインの統一された戸建て住宅が整然と並ぶ。

こうした住宅は建売が多いと言われるが、この整った感じの方が個人的には好きだ。

 

この後、綱島街道をさらに下り、神奈川区の区境標識を撮った後、東横線妙蓮寺駅に出て乗車した。

横浜のような大都市は、駅前の再開発がされている地域はそこそこあるものの、自動車道のインター新設はそれほどでもない。

しかし慢性的な渋滞の解決策になるなら、インター新設はメリットがあるはずだ。

 

今度は自分で運転して体感してみようかな。

区境⑮港北区→神奈川区

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何の変哲もない、区と区の境目を示す道路標識。

しかしここから向こう側は神奈川区、今立っている港北区とは色んな部分で違う。

 

区役所はそれぞれ別の場所になる、当然区長も違う。

図書館もそう。

原則としてその地に住んでいる、または勤務先があることが条件だ。

他にも、どんなにあちら側の区が近くとも、少しでもこちら側に住んでいたら遠い方の小学校に行かなければならない(公立小の場合)。

 

これは歩道橋の上から撮った。

なぜなら標識の背景が今ひとつ気に入らなかったから。

なんというか、わちゃわちゃするのだ。

建物や店舗の看板、電柱、電線、信号機、他の標識などなど。

カントリーサインとしての区境標識は、極力余計なものを写したくない。

ただ先日挙げた、中区~西区のように風景に自然に溶け込んでるというラッキーなこともある。

 

もちろん、アングルを変えればもっと撮れる。

ただ私が区境や標識を撮る時に大切にしてるのが、周りの安全だ。

ビートルズアビーロードのジャケットのごとく、道路のど真ん中に立てばいくらでもいい写真は撮れる。

しかしそこまでのリスクを犯すことはしたくない。

自分が傷つくのはもちろんだが支えてくれる大切な人たちが心配し、さらに現実的なのはその道を使っている多数の人に迷惑がかかる。

だから安全第1で撮る、それは今後も変わることは無い。

 

レアな標識①旭区

横浜市と言えば、県外の人であればみなとみらいや中華街付近の街並みを思い浮かべるだろう。

しかし実はそれは横浜市の1割にも過ぎない。

市内の大部分が山を削って宅地開発された、言ってみれば巨大住宅地。

元々山だった地域なので、郊外に行けば未だに自然豊かな場所もあることはある。


そんな裏の顔を持つ横浜でも、さすがにこの標識は珍しい。

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なんと、出るのだ!

いや、出ると言ってもオバケではない。タヌキだ。

地方の山あいの道であればそれほどレア度は高くないだろうが、いくら自然豊かとは言え、横浜市では数える程しかない。

 


ここは先日紹介した、旭区若葉台に向かう時に発見した。

幹線道路沿いでバスも通る、地元住民にとっては動脈的存在。

森の中の一本道を延々と進んだら見えてくる。

 


この日はあいにく、旅の相棒であるハローサイクルが使えず、やむなく徒歩での移動となった。

当初は他の目的での撮影だったのが道を謝ってしまい泣く泣く断念したところ。

そこへきてこのタヌキ標識とは、なんとラッキーな!

 


と喜んだのもつかの間…。

この道、とにかく長い。

変化のない森の中の道をただひたすら前進する。

途中抜け道もなく、自販機も休憩できそうな場所もない。

しかも歩道は片側の一車線のみ。

当日は思いのほか夏日で、日陰側は歩道のない方だ。

車は結構スピードを出すので、車道を行くのは自殺行為だ。

 


仕方なく歩く、暑いし心細い。

森林浴だヤッホーと無理やり元気付けながら。

歩いて歩き倒した頃、ようやくバス停発見。

運良くバスの本数が多いので、数分待っただけで来た。

ああ良かった、さすがにタヌキが化けたバスではなかったようだ。

 


このように、この近辺は緑豊かで花がキレイなスポットもちらほらある。

詳細な場所はあえて記さないので、気になったら探索してみてほしい。

区境の風景⑦旭区、緑区

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昨日、区境グルメで紹介した若葉台団地

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行政としては横浜市旭区

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日本経済を語る上で欠かせない、オイルショック~バブル期までの間に開発された。

 

私が訪れたのは平日の昼間だが、団地前の広場はそれなりに人がいた。

今どき珍しい灰皿のあるスペースで、ご年配男性同士が世間話をしている。

かたや下の階層に位置するスーパーや食品専門店は賑わっていた。

 

40代半ばの私も、幼少期はこうした大規模団地に住んでいた。

その良さは繋がりを感じられること。

たとえ住んでる場所が違っても、日常的に顔を合わせる機会は意外にも多い。

ある意味下町の長屋文化に近いものがあるかもしれない。

 

若葉台団地、ぜひとも存続してほしい。

区境グルメ①~旭区若葉台、和食処運河

カントリーサインの撮影をしている中、単に標識だけを撮るのは簡単だ。

 

けど、それだけでは何か物足りない。

だって、せっかくその地に来たのだもの。

それならいっその事、そこの風景、グルメなど、魅力を伝えたい。

 

そういう理由で不定期ながらやってみる。

区境グルメ。

第一回目は、旭区と緑区の境目となる横浜市旭区若葉台にて。

ここは大型の公団団地が集まり、ひとつの自治体を構成している。

1979年に分譲を始めた高度経済成長時代のニュータウンのひとつ。

一帯には大型スーパーがありその周辺に銀行や飲食店が立ち並ぶ。

 

その区画にあるのが、運河。

和定食の他、居酒屋としても営業する地元密着の店だ。

この店のランチメニューにはAからFまでの定食の他、麺と天丼のセットまで、豊富なラインナップがある。

 

注文したのは米なすの鶏味噌がけF定食

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この内容で税込800円。

月曜日の昼間だったが、座敷とテーブル席約8席の店内は満席。

地元住民と思わしき方からビジネスマンの方まで客層は幅広い。

 

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メインは焼いた米なすに濃いめの鶏肉味噌ダレがたっぷり。

他にはごはん、味噌汁、お漬物、小鉢(この日は冷奴)。

店内ではカラメンチ(から揚げとメンチカツ定食)という注文がよく聞かれたので人気メニューなのだろう。

 

早速いただくと、ナスには切れ目があり箸で一口サイズに切れる。

それに味噌ダレをたっぷりつけて食べる。

米なすの柔らかい肉質が口の中で絶妙にとろけ、悪魔的にご飯が進む。

40代女性やや大食いめな胃袋を満たすにはちょうど良い。

満足感がありながら胃がもたれず、ついでに罪悪感もない。

和食処で定食のあるお店は少なくないが、このように野菜をメインにしたメニューがある店はやや限られる。

女性はもちろん、働き盛りの男性で健康的に適度に胃袋を満たしたいならこうした1品はありがたい。

 

食べログ評価も3.0と良好。

https://s.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140208/14045505/dtlrvwlst/

当方の自宅からはやや遠方だが、また行きたくなった。